玄界灘沿岸で最大級の前方後円墳である、一貴山銚子塚古墳。
築造は四世紀後半と考えられており、全長は約百メートル。発掘調査で竪穴式石室から十面の銅鏡が出土したことで知られる、国指定の史跡です。
弊社はこの古墳の隣にあります。社屋の椛島家住宅は古墳と敷地を接しており、庭先からその稜線を望むことができます。千六百年あまり前の首長の墓と、いまの暮らしが地続きにある。それがこの土地の面白さです。
今日はお客様のご希望で、古墳にご案内しました。墳丘のかたわらを歩きながら、築造当時の姿や出土品の話をすると、皆さま一様に驚かれます。教科書で見た「前方後円墳」が、目の前では穏やかな緑の丘として横たわっている。その落差こそが、実際に訪れる醍醐味だと思います。

墳丘にはいま、木々が茂り、あたりは静かな里山の景色に溶け込んでいます。それでも前方部と後円部のくびれは地形にはっきりと残っていて、かたわらを歩けば築造の規模を体感できます。
解説動画も、ぜひご覧ください。
